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徐々にですが・・・

2022.10.25

新型コロナ、所謂「Covid-19」が2020年1月に日本に上陸してから、間もなく2年が経とうとしている。
ワクチンが開発されウイルスの性質の変化(高感染力、弱毒化など)から、感染者数の増減は一定周期的にあるものの世界的・世間的には蔓延前の環境に、少しづつではあるが戻ってきている気がする。

他方、京都市内の人出も増え、朝夕の通勤時には学生が多くてバスにも乗れないケースが増えてきた。
これでインバウンドまで本格復活すると、巨大なキャリアーを2個引いてのし歩き、バスに乗ってくる外国人観光客で、更にごった返してくると思うと憂鬱極まりない感じになる。

「ソーシャルディスタンス」「黙食」「手指消毒」「在宅勤務」等々新型コロナの流行は、新たな文化や社会環境などに大きく影響を与えた事は間違いない。
新幹線通勤させる位なら在宅勤務シフトを導入する事で、事業主は多額の通勤定期代の負担などから解放される事になった。
在京の事業所では事務所自体を縮小し在宅勤務体系を充実させる事で、家賃を含め大幅なコストダウンを図っているところが増加しつつあると聞く。
その結果オフィスビルの空室率が、コロナ倒産などの影響も含め上昇しつつあるようだ。
また通勤自体の機会が減少した事から、通退勤時の労災事故が減少し相当因果関係の立証が難しいメンタル面や視聴覚異常での申請が増加しつつあるようだ。社会制度も含め、新たな分野での影響が続いていくようである。

そんな中、若年層の「社会的マナー」の劣化も著しいものがあるようだ。
公共交通機関利用時に「行列に並ばない」「人混みで大声で話す」などにはじまり、「大きなリュックを背負ったまま乗車する」などあまりにも配慮が無い層が増えていると感じる。
元々そのような傾向は昔から増えていたが、最近は急激に増加していると感じていた。


ある日、とある教師の方とお話しする機会があり、その原因の一つとして、はっと気づかされた。
新型コロナが蔓延した結果リモート授業や校外活動・クラブ活動の制限により、今の中学・高校・大学の1,2年生は社会との接触機会が制限されてきた為、一般常識や配慮などの指導・教育を社会や先輩などから教わる機会が大幅に減少してしまった事が、人格形成・人間的成長に大きな影響を与えてしまったというのだ。
大学生は違うのでは?といった見方もあるだろうが、およそ半分程度の大学生が親元を離れ一人暮らしをするようになっており、やはり影響は受けているとの事である。
他方、最近よく耳にする「Z世代」の特徴として「自己の価値観を大切にする」「共感を重要視する」といった点が指摘されている。
言い換えれば今、徐々にではあるがコロナの影響が小さくなている現在こそ、「他人への思いやり=マナー」として徐々に伝える事ができるタイミングかと思う次第である。

こんなことを考えている筆者自身も京都・西院で一杯飲んで電車で帰る際には酒臭い息を出しているわけで、配慮しなければいかんなあと反省しきりである。
でもやっぱり赤ちょうちんは、断つことは出来ないもんだ。
家内からは「徐々に控えて・・・。」と指導されているのだが。

執筆:Y.O

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